2008年09月24日
過去イタリア、ドイツと開催されてきたFoodesign展は、今回“日本”がテーマ。西洋と東洋、地域性と国際性、イタリアと日本、こうした対照的な文化が21世紀にはどのような様相を呈するのか。伝統的「和食」は、今やミラノやパリ、ニューヨークでも圧倒的な人気をもっています。しかし、前述した4つのシーンで見てみると、まだまだ文化の融合は始まっていません。茶懐石や茶話の伝統をもつ和の精神が、イタリアの暮らしに溶け込むように入っていくとしたら?ヨーロッパの美食と日本の美食はどのように影響しあうのか?東京のカジュアルスタイルはイタリアのスローフードか ら何を得るのか?和の儀式を「盛付」に持ち込むことで、毎日の食事を優雅なセレモニーに変えてしまうようなデザインは?